SOLUTION事業案内
Arch-LOGとはArch-LOG solution
建材の新しいプラットフォーム
現在、建材メーカーだけでは克服できない、BIMに対する色々な課題があります。 Arch-LOGは、それらすべての課題を克服する「BIMサービス」をご利用頂く皆様に提供いたします。Arch-LOGは建築業界に関わる様々な人々の利便性、業務効率向上の一翼を担い、全て無料で提供されるワンストップサービスです。Arch-LOGですべての課題は解決されます。
- 複数のソフトウェアに対応
- プレゼンテーションに使えるデータ
- 検証可能な実モデルデータ
- LODに応じた軽量化されたデータ
- 適切な情報を含んだデータ
Arch-LOG 主なメリットArch-LOG main benefits
情報集約したデジタルデータの構築/標準化されたデータの活用
【Arch‐LOGにおける建材データの活用】
Arch-LOGは、建材管理のデータ標準化を中心としたデジタルデータプラットフォームとして、建材メーカーの方々・建材を利用する設計事務所・ゼネコンサブコンの方々だけでなく、建設業界に携わる皆様の建設DXと業務効率向上に貢献します。
〔主な機能〕
建材検索~サンプル資料請求をオンラインで
メーカー名だけでなく、キーワード製品のカテゴリなどで検索できます。メーカーの垣根を超えて製品を横断検索/閲覧/比較可能です。また、登録されているメーカーの製品サンプル・資料請求リストに登録することで、異なるメーカーでも一括で資料を請求できます。
プロジェクト(物件)単位での建材情報管理・リアルタイム共有
プロジェクト(物件)単位で、製品情報を一元管理。廃番や仕様変更も通知でお知らせします。ピックアップした建材情報を関係者(設計者/施工者/施主/メーカー/代理店など)とリアルタイムで進捗共有することが可能です。
仕上げ表のオンライン作成機能
製品情報と連動した内部仕上表の作成、進捗管理、BIMとの連携など、様々な機能を利用できる仕上表作成ツールです。プロジェクトで使用する全ての製品情報を「見える化」し、製品選定時の合意形成で起こりうる情報の齟齬や書き間違いなどのヒューマンエラーを大幅に削減・業務効率化を実現します。
プマテリアルボードもオンラインで簡単に作成
ドラッグ&ドロップするだけで簡単にプレゼンボードや資料を作成・PDFへの書き出しも可能。デジタルで情報をまとめるので、関係者と情報共有をリアルタイムかつシームレスに行えます。書き出したPDFは、Arch-LOG上の建材情報にリンクしており、ワンクリックで製品の最新情報を確認可能です。
高精細かつ使いやすい独自のBIMデータを提供・卓越したレンダリングを実現
【Arch-LOGにおけるBIMの特徴】
Arch-LOGには、現在約7万点(2024年10月現在)のBIMデータを掲載しており、BIMデータのプラットフォームとしてもご活用いただけます。
〔主な機能〕
3つのソフト(Revit/ArchiCAD/SketchUP)に対応
高いシェアを誇るBIMソフトを網羅。BIMの活用をサポートします。また、各ソフトに対応する当社開発のプラグイン(ダウンロード用・クラウドレンダリング用・仕上表連携用(Revitのみ))をユーザーへ無料で提供しています。ダウンロード用のプラグインを通すと、BIMモデル内に直接保存されるため、各ソフト側でダウンロードフォルダから読み込む操作は必要ありません。
ユーザーニーズに沿ったBIMデータを利用可能
登録されているBIMデータの9割はArch-LOGで制作しており、設計に必要な情報を備えつつ扱いやすい軽量データであること、そして建材の高い再現性を実現することを目指しています。
クラウドレンダリングで、BIMモデルの竣工イメージを簡単に視覚化
また、Arch-LOG制作のBIMデータとArch-LOG独自のクラウドレンダリングをご活用いただくと高精細なCGパース・画像も短時間で生成可能です。さらに、照明の輝度・照度シミュレーションやVR画像がすべてリアルタイムに生成できる機能が実装されています。
メーカー管理画面から最新情報を入力でパラメーターも自動で変更
Arch-LOGの製品情報を管理画面から変更することで、その後ダウンロードされるBIMデータのパラメーターも自動で更新されるので、常に最新の情報をユーザーが受け取ることができ、掲載メーカーさまの手間を省きます。
日建設計様 実証実験Benchmarking
AIの開発と導入
日建設計様とArch-LOG機能に関する動作確認とそれに伴う効率化の測定、及びどの程度のレンダリング時間と画質ならば利用可能なシーンとして運用できるかについての実証実験を行うために、同社内システムに連携した管理機能の開発、及びレンダリング機能の高速化を実現するためのAIの開発と導入を行いました。その結果、日建設計様としてはArch-LOGプラットフォームを利用することで、BIM運用の合理化・効率化が図れることを、本実証実験によるベンチマークにおいて確認。今後、Arch-LOGプラットフォームの普及が促進され、更なる設計作業の生産性とクオリティーが向上し、働き方改革の一助となることを目指します。
ベンチマーク結果とその考察
解像度が960×540で比較した場合、フリーと占有予約システムでは占有予約システムがフリーに比べて、2.5倍~16倍レンダリング速度が早くなりました。
従来のレンダリング手法(レイトレーシング:光線追跡法)では解像度が3840×2160(4K)の場合、数時間以上かかりますが、Arch-LOG Cloud RenderingにてAI Denoiser が有効の場合は外観のシーンでは3分以内で終わりました。
AI Denoiserが無効の場合と有効の場合を比べると、AIが有効の場合のレンダリング時間は最大約35倍も早くなりました。
丸紅 グランスイート千代田麹町プロジェクトProject
住宅販売におけるデジタル・モックアップの有用性
丸紅の分譲マンション「グランスイート」シリーズの中でも、ハイグレードな仕様である「グランスイート千代田麹町」のモデルルームをArch-LOGを使用し、レンダリングを実施しました。その結果、撮影写真と比較しても劣らないフォトリアルなクオリティーでリアルタイムにレンダリングでき、実物と遜色ない、こだわりぬいた上質な空間を再現できました。室内インテリアの細部にわたる質感も表現でき、今後の次世代デジタル販売戦略の中心としての位置づけを確立。丸紅としては、この手法をその他案件でも導入していく予定です。また、構築されたデータは、デジタル・ツインデータとしてBM・FMにおいても活用が期待されています。
[ グランスイート千代田麹町 ]
- 所在地/東京都千代田区麹町6丁目4−3
- 交通/JR中央・総武線「四ツ谷」駅より徒歩2分
- 敷地面積/276.46㎡
- 建築面積/225.93㎡
- 構造・規模/鉄筋コンクリート造・14階地下1階建
- 総戸数/31戸
- 売主/丸紅株式会社
- 建物完成日/2019年2月